
プラネテスはモーニングに連載されていたマンガです。コミックは1~4巻で完結するのでオススメなのですが、内容としては宇宙モノです。
それも近い将来で、設定は2070年ぐらい。月面にはすでにガンダムでいうところのコロニー的なものがあり、火星にも現在進出中、将来的には木星に到達できれば、という状況として描かれています。
主人公のハチマキくんは、木星の調査隊メンバーに選ばれて英雄として生還し、自分の宇宙船を持つことが夢です。
そんな夢をかかえながら、重労働の宇宙空間でのごみ拾いを生業としています。
大まかなストーリーは、このハチマキくんは仲間に助けられながら自分も成長していきつつ木星まで行くということなんですが、その間の葛藤が上手に描かれていて好きなんです。
例えば1巻。宇宙で事故が起きて、ハチマキくんは仲間と通信が途絶えてしまうところがあります。なんとか助かったものの、空間喪失症という、暗闇の音のない世界でパニックになってしまう病気にかかります。
勝気なハチマキくんは気合で乗り越えようとするのですがなかなかうまくいきません。自分の分身と葛藤します。
できっこない夢をほえ続けるのは、いつまでも夢の途中でいたかったからさ、と自分自身が投げかけます。
これは苦しい。読みながら自分も苦しくなってきます。なんでこんなに入り込んでいるんだろう。そう、この心の葛藤劇は何も2070年の働き方に起こるストレスじゃなくて、今の自分に起き続けているストレスです。
60年以上先に未来をよりリアルに伝えるために、僕らの悩みを上手に作品に投影しています。だからこの本は、働き方について悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい本ですね。
今日、博覧強記の会でこの話をしたら、アニメもいい作品になっているよ、と聞いたので、さっそくTSUTAYAで借りてきました。今から見るのが楽しみです。


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